当園のこだわり
私たちが届けるりんごもお米も、私たちが生きる為に食べるもの。
商品である以前に食物です、だから美味しくて安全にこだわりたい。
とにかく、食べた人たちが喜べて幸せな気持ちになれる農作物を提供したい、そして美味しいだけではなく誰もが安心して食べれるモノを届けたい。
そんな想いがあるからこそ、収量よりも味にこだわった米作り、出来るだけ完熟に近い状態で収穫するりんご。
りんごもお米もできるだけ農薬を使わない栽培、常に使用量を減らすべく取組んでいます。
ですが、極端に病害虫が発生する事になれば生産量にも大きな影響を及ぼし、少量しか採れないとなると限られたわずかなお客様へしかお届けする事が出来なくなります。「安心して食べられる美味しいモノを多くの人へ届けたい」という想いとは反するものになってしまいます。
それが無くても、台風など様々な自然災害で春からの苦労が水の泡なんてことも良くあることです。お米もりんごも、自然災害という抗うことの出来ない脅威と隣り合わせなのです。
それでも、多くのお客様は安心を買ってくれているのだという事を考えれば、農薬の使用は減らしたいと思います。
≪安心安全への取り組み≫
「食物であるから、出来るだけ安全で安心して食べられるモノを届ける」
‘農薬も基準通り使えば危なくない’というのは良く分かっていますし、消費者の方々にもそのことは理解して欲しいとも思います。
今現在、りんごの完全無農薬というのは当園では現実的ではありませんが、常に農薬使用量を減らす方向へと向かって栽培に取り組んでいます。
りんごでは、『交信攪乱材』の使用や予察(害虫の発生状況の見極め)を行うことで使用量(成分回数)を減らし、病害から守る為の殺菌剤については、水を活性化させる処理を行うことで、農薬量を減らしてもでも本来の希釈率と同等の効果を持たせることが出来、使用量は県の指導する基準の半分程度に抑えています。
米は、春の田植え後に除草剤を一回使用するだけで、種籾の消毒から刈取まで農薬の使用はありません。
そんな低農薬米が、当園のスタンダード米です。
そして、その低農薬のノウハウに基づき、除草剤さえも使用しない完全に農薬不使用の無農薬米にも取り組み始め、出来るだけ多くのお客様へお届け出来るようにと少しずつ作付面積を増やしてます。
≪美味しさへの想い≫
いくら安全であっても美味しくなければ、それは多くのお客様に納得して頂けないと思っています。
「米もりんごも食物、だから食べて美味しくなけれはならない」し、
「本当に美味しいモノは人を感動させられる!」
そう思っているから、味にもこだわって栽培しています。
ただ、工業製品や加工品のように我々が作って‘その味’を出せないのが農産物です。
米もりんごも、作るのは私達ではなくりんごの‘樹’であり‘稲’なのです。
‘樹’や‘稲’が健全であればこそ美味しいりんごや米が出来ると思い、健全な‘樹’や‘稲’を育てる土台となる為の‘土’のことを考え化成肥料だけではなく有機物(堆肥)を入れたりしながら、園地作りを行っています。
しかし、美味しさに大きく影響を与えるのが適正な収穫量や収穫時期であり、そして貯蔵における鮮度管理であると考えています。
りんごも赤く色付いたから収穫するのではなく、本当に美味しくなってからの収穫を心掛けています。
米は、収量の多さに比例して美味しくなくなると言われています、だから味を考えた施肥を行い収量を抑え、出来るだけ良い時期に刈取するようにしています。
幸いなことに、当園には小さいながらも貯蔵用の冷蔵庫があります。
収穫した直後に冷蔵庫に入れられたりんごは、出荷直前まで新鮮な状態を保つことが出来るのです。
お米も冷蔵貯蔵し、発送直前に精米を行うようにしています。
とにかく、安全で安心し、美味しくて感動するようなものを届けることだけを考えた栽培と販売を心掛けています。